2024青稜祭 「Sheep Man」発表

イベント

 昨日、2024年度の青稜祭が開催されました。学校としても完全に入場制限のない数年ぶりの文化祭ということもあり、例年をはるかに上回る入場者を記録しました。青稜アニメーションの発表にも、多くの方に足を運んで頂きました。この場をお借りして、感謝申し上げます。

 今回の発表に選んだ作品は「Sheep Man」。絵で見せるアニメーションというより、人物(と羊)どうしの掛け合いを楽しむような声劇としての要素の強い作品。声優の2名が、対照的な「男」と「羊」を熱演してくれました。(近いうちにYouTubeチャンネルでも公開予定。詳細は後日、ご紹介致します)

 さて、アニメーション作品の大きな特徴は、制作における「協働」の重要性です。脚本の世界観を体現するような「キャラクターデザイン」の創出からはじまり、それをどのような構図で見せるかを指示する「絵コンテ」の制作、それに動きを与えていく動画制作にアフレコ、動画編集・・・。それぞれが、それぞれの役割をこなしつつも、それらが有機的に組み合わさり、最終的にはひとつの「作品」として結実していきます。
その工程に必要なのは、自分自身の役割に対する責任と他者の仕事に対する敬意、そしてこまめなコミュニケ―ションです。こうした過程のひとつが抜け落ちても作品は完成しないのはもちろん、それぞれの作業への敬意と理解を欠いた進行は、メンバーの軋轢にもつながってしまいます。
 そうしたやりとりを通じて、メンバー全員で一つの「作品」にまとめていく作業がアニメ作品の制作そのものです。
 青稜アニメーションでは、現在数名の中学生・高校生で活動をしております。今回の作品制作、すべてが順調に進んだわけではありませんし、制作過程な中で多くの試行錯誤がありました。しかし、制作を通じて「集団で作品を作る」ことの難しさと痛感すると同時に、メンバーの連帯感も深まったように感じます。そして、この経験は、次の青稜アニメーションの作品制作の原動力になると信じています。

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