夏休みの活動の一環で、特別講師として舘雅泰先生に来ていただきました。舘さんは「アド街ック天国」などのテレビ番組や、企業PV、WebCMなどを手がけ、今もディレクターやプロデューサーとして、映像業界の第一線で活躍されていらっしゃいます。今回はわずか90分の講座でしたが、映像制作の工夫や、素材の選定方法なども含め、部員たちも大いに刺激を受けたようです。
たった1分間の中に含まれる情報量は、単語に換算すると「180万語」。たしかに、わずかな映像の中に、多くの情報が含まれていますし、われわれも多くの情報を(無意識のうちに)映像から読み取っています。たった1フレーズのセリフでも、視覚映像だとより多くの情報を込めることが可能だということです。今回は、声優担当の生徒が「あんたなんか嫌いだ」というセリフを、実際に嫌っている場合と、本当は嫌っていない場合の2通りの場合を想定して、演じ分けていました。
映像の「見せ方」の工夫についてのレクチャーのあとは、実践。今回はインタビュー形式での自己紹介。視聴者が「何を知りたいか」、もしくは発信者が「何を伝えたいか」を考慮しつつ、生徒どうしで質疑応答をしていきました。
はじめのうちは何を質問してかいいか分からず戸惑っていた部員たちも、回を重ねるごとに質問の仕方や答え方も上達してきました。舘さんのアドバイスもあり、なかなか興味深い情報を次々と引き出していきます。
最後は、顧問の教員へのインタビューを「編集」する作業。「このコメントはいらない」「ここは(顧問の人柄を伝えるのに)必要だ」など、誰に見せるかという状況も考慮して編集していきました。ちなみに、今回のインタビュー動画は、9月の青稜祭でのメイキング動画として公開する…かもしれません。ご期待ください!