ロトスコープ作画(制作過程)

アニメーション制作過程

 2024年青稜祭の作品「寂寥」は「ロトスコープ」での作画を採用しました。ロトスコープとは、アニメーションのひとつの技法で、実際に撮影した写真をトレースし、アニメーションにしていく方法です。現在の部員の人数を考えると、監督が絵コンテを切るよりも、一緒に構図を考えながらカットの撮影をし、その写真をトレースする方が一緒にカットの検討もできるので好都合だと判断し、ロトスコープを採用しました。

カットの撮影は(暑い中ではありましたが)監督と登場人物役のメンバーとともに、公園や駅、さらにはラストシーンを撮影するために浜辺(大森ふるさとの浜海浜公園)などに赴いて実施しました。なかなか時間のかかる作業ではあったのですが、その工程がまさしく「みんなで作品を作り上げる」実感にもつながったと思います。

 あとは、撮影した写真をトレースしつつ、キャラクターデザインを参考にしながら、作画の作業です。(かなりの枚数だったので骨の折れる作業でした…)夏休み中後半の期間は、各自でひたすら作画をこなしていきました。ちなみに、背景はAdobeのソフトを使用し、アニメ風に加工しています。

 人物の動きはトレースして作画していますが、影などは必要に応じて描きなおしています。

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